国民民主党 第27回
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政策ファクトチェック

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エロ広告の規制を主張して、表現の自由を侵害するのですか?

伊藤孝恵議員が提起した「過度に扇情的なネット広告の規制」は、表現の自由を尊重しつつ青少年を有害情報から守る最小限の仕組みづくりです。
ご懸念は「エロ広告を取り締まる=すべての性的・創作表現が禁止されるのでは」という点かと思いますが、そのようなものではありません。

問題視しているのは、①審査を経ずに広告出稿できる仕組み ②プラットフォーム事業者が広告主の実態を把握せず、違反申告にも応じない構造 ③クリック至上主義が残虐・猟奇的表現をエスカレートさせている現状等、「出稿方法と事業者責任」であり、創作物の検閲ではありません。

国民民主党は、放送や紙媒体で既に機能している事前審査やゾーニングをオンライン広告にも適用することや、透明性の高い第三者機関の関与を提案しています。
これは憲法21条が認める表現の自由を前提に、子どもの権利条約が定める保護義務を果たすための「必要性・相当性・補充性」を満たすピンポイント型措置であり、正当な成人向け表現や個人の閲覧権を不当に制限するものではありません。

国民民主党は、①広告主の身元確認と年齢ターゲティング ②被害申告時の迅速な削除プロセス ③運用ガバナンス を柱に、自由な創作環境と青少年保護を両立させる国際水準の環境を目指して参ります。

【出典】
・024-04-18 文教科学委員会 伊藤孝恵「広告にも規制が必要なのではないか、特にこういった青少年の健全育成をミッションとする文科省には、公取とか経産省目線ではないデジタル関連新法への関与が必要なのではないか」

・2024-04-03 地方創生及びデジタル社会の形成等特別委員会 伊藤孝恵「諸外国の事例を御紹介しています。自主規制の機関が子供向けの広告の規制プログラムを策定、審査していたり、広告基準機構が積極的に裁定を実施していたり、オンライン安全法を立法して、有害コンテンツを提供するプロバイダーに対し、政府やネット安全コミッショナーが当該事業者に是正通知、命令することができるようにしたりと、こういった、子供たちが悪質な言論や性的なコンテンツを閲覧できる状況にすること自体を違法行為としている」

2024-04-03 地方創生及びデジタル社会の形成等特別委員会 伊藤孝恵「問題は(中略)時に露骨で、そして残虐、猟奇的な性的表現の広告が次々と飛び込んでくる、それを許容している点だ」

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