国民民主党が主張する選択的夫婦別姓案は、結婚前の姓を変えなくてはならない不便さや不利益を法的に解消するものであり、家族関係を登録・公証する戸籍制度を廃止する考えは一切ありません。
本年5月28日に提出した「選択的夫婦別姓法案」において、①現行の戸籍制度を維持した上で、②婚姻前の姓を婚姻後もそのまま使い続けることができるようにし、③夫婦が別姓を選ぶ場合には婚姻時に筆頭戸籍者を決め、子どもは筆頭戸籍者の姓に統一すること――を示しています。
国民民主党は、婚姻時に姓を変える不便・不利益を解消するとともに、個人のアイデンティティの重要な要素である姓を保持する人格的利益を保護するため、家族関係を登録・公証する現行の戸籍制度を維持しつつ、選択的夫婦別姓を導入することとしています。
したがって、「戸籍を破壊する」という懸念は事実に反します。今後も私たちは、多様な家族形態を尊重しつつ、幅広い理解と合意が得られるよう戸籍制度を維持する法整備に取り組んでまいります。
【出典】
・2025-05-28 国民民主党HP『【法案提出】「選択的夫婦別姓法案」を衆議院に提出』「本法案は現行の戸籍制度を維持した上で、婚姻前の姓を婚姻後もそのまま使い続けることができるようにし、夫婦が別姓を選ぶ場合には婚姻時に筆頭戸籍者を決め、子どもは筆頭戸籍者の姓に統一するもの。婚姻時に姓を変える不便・不利益を解消するとともに、個人のアイデンティティの重要な要素である姓を保持する人格的利益を保護するため、家族関係を登録・公証する現行の戸籍制度を維持しつつ、選択的夫婦別姓を導入することとしている。」